今日は昨年度に続き、のばたけ幼稚園に行き、保育の様子を見学させて頂きました。
豊中市には公立幼稚園が7園あり、全7園において「幼児教育の充実」と「開かれた幼稚園づくりの推進」を目的に、毎年、公開保育・公開研究協議会を実施されています。統一のテーマとしては、『小学校以降の教育の基盤となる幼児期の教育の充実〜すこやかに・たくましく・心豊かに生きる子どもをめざして〜』ということですが、こういった機会を活用し、具体的にどういったことをされているのか、時間の都合のつく限り、見学させて頂いています。
今日見学させていただいたのばたけ幼稚園では『心はずませ、いきいきと遊ぶ子どもをめざして〜自ら表現したくなるような環境や援助とは〜』をテーマに、子どもたちが友達や教師と一緒に、体験や感動を共有していけるような取り組み、自分なりの表現を楽しむ経験を積み重ねる取り組みを実践されています。
昨年は、雨のために室内で野活動の様子を見学しましたが、今年は運動場での活動の様子を見学させてもらいました。
水に色紙をつけて様々な色水を作る水遊び、お団子やケーキなどを作る泥遊び、石けんを細かく削って泡立てケーキを作る石けん遊びのほか、ボール遊びや遊具を使っての遊びなど様々でしたが、子どもたちは活発に動き回っていました。
また、のばたけ幼稚園では独自性を出すために、竹を使った遊具や道具を使って遊べる空間(バンブー広場)を、園内にある竹などを活用して手作りで設置されました。子どもたちは、竹の水鉄砲やすべり台、ぶらんこ、秘密基地などで楽しく遊んでいました。
のばたけ幼稚園は一昨年度と昨年度の2か年、文部科学省の委託事業「体力向上の基礎を培うための幼児期における実践活動のあり方に関する調査研究事業」で上述のような取り組みを積極的にされてきました。一昨年度、昨年度に実施した運動能力調査(いわゆる体力テスト)では、それほど運動能力に変化はなかったようですが、子どもたちが積極的に様々な運動に取り組む姿勢、意識が高まってきているとすれば、一定の効果が上がっているように思います。
午後からは、事務所に行き事務作業をしたり、つながり通信7月号の作成をしたりしていました。
夕方には、今年の夏休みに受け入れる予定の議員インターンシップの学生の顔合わせを行いました。今回も、互いに刺激しあえるような活動をしていけたらと思っています。
さて、今日、のばたけ幼稚園に行った機会に、昨年に導入された「デジタルテレビ」と「空気清浄機」の活用状況についても確認してきました。
昨年にデジタルテレビは公立幼稚園全7園に1台ずつ導入され、空気清浄機は、全7園で合計123台導入されました。
導入の際に、その必要性や費用対効果なども含め疑問を投げかけてきましたが、実際に導入されてから約半年から1年がたった今でも、その活用状況には、疑問があります。つまり、導入された目的が果たせているのか、期待していた効果が得られているのかが疑問なのです。
確かに全く使われていないと言うわけではありませんが、それほど使用頻度が高いわけでもないようですし、今日の財政状況を考えると本当に優先的に税金をかけて導入すべきものだったとは思いません。実際に「空気清浄機は全く使ってないよ〜」と話をしてくれる園児たちもいました。
しかしながら、既に導入してしまった以上、最大限の活用をすべきで、単なる置物になってしまっているのであれば、より一層、問題だと思います。