文教常任委員会視察二日目の今日は東京都豊島区で『子どもの権利に関する条例』についてまずは、区役所で担当課の職員の方々の条例の内容や趣旨、設置に至る過程、設置後の効果や課題などについて話を伺いました。
豊中市でも『(仮称)子ども健やか育み条例』の制定に向けて検討が開始されていますが、豊島区では約5年の議論、検討の後、子どもたちが希望をもち、次世代を担って生きていくことを願い、「豊島区子どもの権利に関する条例」を2006年3月に制定され、4月から施行されました。
この種の条例には@理念・原則条例A個別条例(権利擁護員や子どもオンブズパーソンの設置に関する条例など)B総合条例(@とAの併用型)の3種類の条例があり、豊島区は総合条例制定を目指し、条例制定にあたり、岐阜県多治見市の条例を最も参考にされたとのことでした。
子どもは保護の客体ではなく、権利の主体となっていくべきで、権利の主体になることで子どもたちの社会参加(参画)も進められるとの思いで策定にあたったとのことでした。また、条例制定の狙いとして、「子どもの権利に対する市の考え方を明確にする」、「子どもに関する施策の根拠付けを行う」、「子どもの相互の権利に関する教育の推進」、「大人に子どもに権利があることを認識・理解してもらう」ことを挙げられていました。
条例制定に関しては、議会の最大会派が反対し、その他の会派の賛成で可決したと言う経緯もあり、なかなか施策の進行が出来ないと言うことですが、ようやく今年の1月に権利擁護員が二人、東部子ども家庭支援センターに配置されました。
ちなみに、権利条例に反対する理由としては「子どもはあくまで保護の客体であるべき」、「まずは親への指導、家庭の教育力の向上が必要」、「子ども自身が権利を履き違えてて、わがままになる」といったものだったそうです。
区役所での説明を伺った後、条例に基づいて設置された子どもの権利擁護員がおられる豊島区立東部子ども家庭支援センター「とわむ」に行き、権利擁護員の方々の話を聞いたり、見学をしたりしました。
子どもの権利擁護員は条例に基づき、子どもの権利侵害について、迅速かつ適切に対応し、救済を図り、回復を支援するために、区長の付属機関として設置されました。委員は現在、弁護士1名、臨床心理士1名の合計2名で、月3回ぐらいのペースでセンター内で@事例に対する見立てと対応方針に対する助言A関係機関への紹介、協力要請、意見具申B被虐待児、関係者等との面接、相談、支援を行っておられます。「正直言って、全く人手が足りていないのが現状で、出来ることなら、人員体制の強化や事務局の設置をしてもらいたい」と述べておられました。
臨床心理士の「もっと人員を増やし、子どもたち一人ひとりにもっと寄り添って相談、対応ができるようにしたい」との言葉が印象的でした。
二日間の視察を通して、見たり、聞いたりして学んだことを参考に、豊中市でのシステムの確立や条例の制定に活かしていきたいと思います。
明日の朝は、庄内駅前でつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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2010/11/9 文教常任委員会視察一日目
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今朝は、柴原駅前で、つながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。非常に風が強く、コートやマフラーがあっても良いかと思うくらいでした・・・。 その後、大急ぎで、文教常任委員会の視察に参加するために新大阪に行きました。 初日の今日は、千葉県習志野市の秋津小学校に行き、コミュニティ・スクールの取り組みについて校長先生や教頭先生に説明を受けたり、見学をしたりしました。
秋津小学校は1980年に習志野市沿岸を埋め立てて出来た団地集合地域の中心部に建てられ、この小学校を中心とした一つの地域コミュニティが確立されています。保護者の年齢は若く、市外通勤するサラリーマンが多く、教育への関心も非常に高いとのことで、学校へ寄せる期待が高い一方で、協力も惜しまない、非常に開かれた学校だそうです。児童数は、1983年の1148名をピークに年々減少し、現在では350名ほどにまで減っています。豊中市の千里ニュータウンに非常に似た感じを受けました。 地域、保護者、学校運営協議会、パートナー会議などが連携し、学校と地域の連携・融合がとても図れており、児童たちも地域の方々も相互に交流することに何のためらいもないという印象を強く受けました。実際に、放課後のクラブ活動の時間に地域の方々がボランティアで多数お手伝いや指導に来られていました。
習志野市の全ての小学校区で同様の取り組みを行っていく予定はないと仰られていたように、地域ごとに状況や環境が違いますので、豊中市でもすぐに活用していけるかどうかは検討が必要だと思いますが、学校と地域の連携の一つのあり方としてはとても素晴らしいと思いました。
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2010/11/8 使い捨てライターの規制についての疑問と懸念
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今朝は、少路駅前で、つながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。 朝方は、少し肌寒いこともあり、どうしてもポケットから手が出してもらえないことが多くなってきました・・・汗 さらに、なかなか風邪が完治せず、鼻声での通信配りが続いています。 今日は午前中、事務所で事務作業をしたり、事務所スタッフや元インターン生とつながり通信12月号の作成をしたりしていました。 午後からは、来年の春に再び議員インターンシップとして学生を受け入れる予定のため、事前の打ち合わせを学生を派遣してくださるNPO団体のスタッフの方々と意見交換をさせていただきました。 その後、議会控え室に行き、資料を読んだり、職員の方々と意見交換をしたりしていました。 さて、使い捨てライターによるこどもの事故が続いていることを受けて、経済産業省は来年9月27日から、こどもでも容易に点火できる製品の販売を禁止すると発表しました。重くした点火ボタンや2か所を同時に押して点火するタイプなど操作の複雑化により事故の防止を図るようですが、使い捨てライターはここ最近出来たものではなく、わざわざ規制する必要があるのか疑問です。また、禁止された後の使い捨てライターの処理についても今から検討しておく必要があると思います。 明日の朝は、柴原駅前でつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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2010/11/7 100円商店街実施でまちの活気を!!
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今日は、事務所に行って事務作業をしたり、つながり通信12月号の内容を考えたりしていました。 午後からは、自宅に戻り、資料を読んだり、文書の作成をしたりしていました。 さて、これまでにも何度か、紹介してきました『100円商店街』ですが、昨日と今日の二日間、お隣の箕面市で箕面商工会議所が主催で市内3地区の商店街で「箕面100円商店街」が開催されました。 市内13商店会が参加し、昨日は桜井地区で64店舗と粟生地区で21店舗が出店し、今日は箕面駅周辺で91店舗出店されたそうです。どこの町でも、大型のショッピングセンターや大型量販店の進出の影響で、商店街の活気がなくなりつつあります。 そんな中で、この『100円商店街』の実施で、店側は、顧客と接する機会や消費者ニーズを知る機会を増やすし、顧客側は商店街の利点や良さを知る機会が増えるのではないかと思います。豊中市内での実施も大いに検討すべきだと思います。 明日の朝は、少路駅前でつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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2010/11/6 地方議会の会期制撤廃に向けた動き
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今日は朝から市民会館に行き、豊中市教育美術展を見学しました。市立中学校の生徒たちが、授業やクラブ活動で制作した、絵画・彫刻・工芸・デザインなどの作品が展示されていました。毎年、見させていただいていますが、美術の才能に乏しい私からすると、どの作品も見事というしかないものばかりでした。 この豊中市教育美術展は明日まで行われています。 その後、隣のアクア文化ホールに行き、豊中市文化芸術祭を見学しました。新舞踊・古典舞踊、民踊、日本舞踊などの披露がされていました。個人的には、あまり分からない分野のものですが、とてもたくさんの方が会場には見えられていました。 今週は、豊中市美術展、豊中市教育美術展、そして文化芸術祭と開催されていますが、このような機会に少しでも「大阪市内の倉庫で眠らせている豊中市の美術品」を展示すべきと提案しているのですが、なかなか市民の目に触れることがないのが現状です。 豊中市美術協会の方々とも相談し、協力を頂きながら、新たに作品を持ってきていただくばかりではなく、既に市が多数所蔵している美術品を、倉庫から出してきて、少しでも市民の方々に見ていただくようにすべきではないかと私は思います。 さて、総務省は、地方議会の会期制撤廃に向けた検討を開始しました。これは、議会の自由度を高めるとともに、住民の政治参加を促すことが目的とのことで、早ければ来年の通常国会に地方自治法改正案が提出されるようです。 現行法が改正されると、会期規定がなくなるため、一度議会を召集すると、議員の任期中はいつでも議会を開会することが可能となるとのことです。しかしながら、結局は、議会の開会は議会が決定していますので、会期が撤廃されたとしても開会されなければ、全く意味がありません。 豊中市議会の場合、議会が開会されても個人質問を行わなかったり、個人質問の時間や委員会での審議時間が厳格に制限されるなど、会期の撤廃以前にまだまだ改善すべきことがたくさんある気がします。
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2010/11/5 「から」よりも「けど」に
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今朝は、岡町駅前で、元インターン生や弟と一緒につながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。今朝も11月初旬としては非常に寒かったですが、学生や弟の協力もあり、また多くの方々に通信を受け取って頂いたり、声をかけて頂いたこともあり、時間が経つのが早かった気がします。 今朝、二人のサラリーマン風の方が通信を受け取った後にこういう会話をされていました。
まず、Aさんが「若いから応援したいな〜」
するとBさんが、「若いけど応援したらなあかんよな〜」 両者の言葉はともに有難いですし、嬉しいのですが、Aさんの言う「若いから」応援されるのではなく、年齢ではなく、活動内容や政策、主張で判断されて応援して頂けるようにならなければいけないと思っています。 そういう意味では、より多くの方々に「若いからではなく、若いけど応援したろ」と思われるように今後も貪欲に活動を続けていきたいと思います。 今日も朝から夜まで事務所で事務作業をしたり、市民の方々と意見交換や情報交換をしたり、つながり通信のポスティング作業をしたりしていました。 夜は、つながり通信のポスティングを協力してくださる方のもとへ通信を届けて回りました。
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2010/11/4 突然の協力者にビックリ!!
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今朝は、蛍池駅前で、つながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。 今朝は、これが11月初旬かと思うくらい寒かったです。自転車で駅に着くまでに手が若干かじかむぐらいでした。そんな寒い中での通信配りでしたが、いつも以上に通信を受け取って下さる方、声をかけて下さる方が多かった気がしますし、挨拶をしてくれる小中学生、高校生の数の多さに少し驚いたほどです。 さらに、今日は、見ず知らずの方に「通信一緒に配ってあげる」と言われ、1時間程度、一緒に配布して頂きました。通信配りが終わると、「これからも通信配り手伝ってあげるから、連絡しておいで」と仰り、連絡先を伺いました。本当にありがたいことです。 その後、事務所に戻り、市民の方と話をしたり、つながり通信11月号のポスティング作業をしたり、文書の作成をしたりしていました。午後からも市民の方と意見交換をしたり、事務作業をしたりしていました。 明日の朝は、岡町駅前で元インターン生とともにつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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2010/11/3 各種表彰が行われました!!
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今日は市役所で開かれた教育表彰式と青少年指導者表彰式に参加させて頂きました。 教育表彰式では、学校教育や社会教育、社会体育、青少年育成の関係者が表彰を受けられました。さらに運動や芸術部門で優秀な成績をおさめた児童・生徒・クラブ団体が表彰されていました。運動では、新田南小学校6年生の男の子が全日本体操選手権個人総合の部で優勝したことが表彰され、芸術の部門では、豊中市立第11中学校の吹奏楽部が全国吹奏楽コンクールで優秀な成績をおさめたことが表彰されました。 青少年指導者表彰式では、こども会連合会の方々やボーイスカウト、ガールスカウトの方々、NPO法人豊中市青少年野外活動協会の方々、太鼓サークル「蛍」、豊中市少年バレーボール連盟の方が表彰されていました。 表彰された方々の活動や活躍を否定するつもりはありませんが、今年で4回目の臨席をしましたが、毎年同じような団体からの表彰ばかりのような気がしています。豊中市内には多数の活動団体があると思いますし、活躍されていると思います。もっと表彰者の対象を広げ、新しい団体を表彰することでそれぞれの活動団体のアピールの機会にもつなげることを考えても良いのではないかと思います。 明日の朝は、蛍池駅前でつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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2010/11/2 風邪が流行っている!?
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今朝は、桃山台駅前で、元インターン生とともにつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。今日もいつもと同様に多くの方々に通信を受け取っていただき、声をかけて頂きました。朝早くから、寒い中、通信配りに参加してくれた元インターン生に感謝感謝です。 その後、大急ぎで、千里文化センター「コラボ」に行き、北摂アクションネットの勉強会に参加しました。今日のテーマは、「国民健康保険料事業の広域化と府内保険料の統一化について」と「3市2町での教職員人事権の移譲について」が主なものでした。様々な資料を読み込み、意見交換する中で、疑問点がかなり出てきましたので、改めて市の担当課の職員の方々に質問をするとともに、分かりやすい形で情報提供しておこうと思っています。 午後からは、引き続き千里文化センター「コラボ」でごみ問題学習会が行われました。プラスチック製容器包装の処理の方法や分別のあり方を中心に議論をしました。 一昨日、昨日ぐらいから、風邪気味で、咳をしたり、鼻水がたれてきたりと、苦労しています。私の周りでも風邪が流行っているようですので、みなさんもくれぐれもお体にはご自愛ください。
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2010/11/1 どこまで規制が必要!?迷惑行為!!
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今朝は、豊中駅前で、この夏のインターン生とともにつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配りました。 雨が降ったりやんだりの天候の中だったことや気温が低かったことなどの影響か、いつもより通信の受け取りは良くなかったように思います。昨日ぐらいから体調もあまりよくなかったのですが、それでも、早朝から通信配りに参加してくれた学生の頑張りに力をもらい、声をかけてくださる方に力をもらいながら、必死に通信を配りました。 午前中は、学生や事務所スタッフとともにつながり通信11月号の郵送作業準備をしたり、市民の方と意見交換をしたりしていました。 午後からも事務作業をしたり、市民の方と意見交換、情報交換、つながり通信の郵送作業をしていました。 さて、大阪府大東市では、ペットの糞の放置、歩きたばこ、ポイ捨て、指定された場所での自転車の放置などなど迷惑行為22項目について禁じる条例案が議員提出議案として来年の春にも議会に提出されるようです。条例案では、市が任命した監視員が街を巡回し、迷惑行為を見つけたら、違反者に指導・勧告を行い、従わなければ、5万円以下の過料徴収と名前の公表も行うことを想定しています。 確かに、私も市民の方々から様々な迷惑行為、マナーの悪い行為に対する相談や要望を伺うことがありますが、どの程度、条例で規制をすべきなのか、実際に過料を設けることで効果はあるのかといった検証や調査が必要なのではないかと思います。 明日の朝は、桃山台駅前で元インターン生とともにつながり通信11月号とこの夏のインターン生のつながる通信を配る予定です。
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