会派視察二日目の今日は、まず午前中に埼玉県和光市で、「予算編成過程の公表」について学びました。
和光市では、市民に税金の使い道、使われ方をより明確にする(可視化を推進する)ため、また、市民から予算に対する提言や意見を汲み取り、反映する(興味、関心を持ってもらい、関わりを持ってもらう)ことを目的に、予算編成過程(予算内示額、査定過程、査定理由など)の公表をされています。
予算編成過程を公表するに至ったのは現市長の公約が大きな要因だったそうですが、行政経営方針及び実施計画の内...容が予算編成方針にそのまま反映される、言い換えると、行政経営方針や実施計画において採択された事業以外は、各部局から予算要求出来ない仕組みづくりが確立されていることはとても素晴らしいと感じました。
豊中市でもそうですが、実施計画や市長の施政方針の内容が、予算案の内容に応じて、あと付け的に策定されることが少なからずありますが、和光市のように財政規律を厳格にすることで、限られた財源の中で、財政の健全性を保ちながら、計画的かつ効率的な財政運営を行う一助となると思います。
さらに、財政規律を厳格にし、財政に関する情報をできる限り公表することで、市民から市政運営や財政状況に関しての理解を得ることにも繋がると感じました。
ちなみに、和光市では、計画的な財政運営の仕組みを構築し、将来世代に過度な負担を残すことのない安定した財政運営を確保しながら、市民の福祉の向上にも寄与するため、「和光市健全な財政運営に関する条例」を策定されました。
何事でも言えることですが、様々な情報を適切に、確実に、明確に、分かりやすく公開、公表、提供することは、理解や協力を求める上で必要不可欠なことだと言えます。
午後からは、東京都三鷹市立図書館に行き、図書館事業、特に、資料へのICタグの貼付に伴う、図書の自動貸出・返却、ネット予約、盗難防止システムなど、機械化の取り組みについて学びました。
三鷹市では、2007年から図書カードを電子カード(リライトカード)に変更し、2009年からは市内の図書館全館で、全資料にICタグを貼付するとともに、自動貸出・返却機、予約受取棚、盗難防止装置(BDS)を導入しました。
ICタグの導入で、利用者は、どこでもネットで予約することが可能です。ネット予約が可能となったことで、ネット予約開始前に比べて、予約貸出冊数が約2.6倍に飛躍的に増加しています。
予約受取棚の導入で、職員が予約のあった資料をランダムに棚に入れるだけで、自動で予約者に連絡がいき、取りに来た利用者自らが自分で資料を探し、貸出手続きが出来ます。
自動貸出・返却機の設置で、利用者が待ち時間なくスムーズに貸出や返却手続きが出来ます。
ちなみに、自動貸出機の利用率は、利用者のほぼ100%だそうです。
システム導入の際に、総合カウンターを創設し、図書館サービス全般に関する総合案内人を配置するとともに、職員総出で、市民への指導や啓発を行い、約1か月でシステムが浸透し、理解されたそうです。
予約貸出冊数の増加と同様に、自動貸出・返却のシステム化により、貸出冊数がシステム導入前に比べて、約1.5倍に増加しています。
盗難防止装置の設置で、資料の亡失による損害が大幅に縮減されるとともに、利用者が装置を通過することで、自動的に来館者数がカウントされます。
これらの自動化により、カウンターでの対応業務が減り、職員定数が削減され、運営の効率化が図れています。同時に、選書やレファレンスなどの本来的な業務に職員の専門性を集中できるようになっているそうです。
さらに、これまでの事業に加えて、子育て支援施設への出前図書館や、子どもカウンターの開設など、新たな市民サービスも開始することが可能になりました。
利用者からも、一連のシステムが導入されたことに対して、貸出や返却に待たされる時間が減った、貸出などの行列がなくなったので、職員に質問しやすくなった、プライバシーが守られるため色んな資料が借りやすくなったなど、好評のようです。
職員が本来かけるべき業務に集中して従事でき、きめ細かな対応や新たな市民サービスが可能となり、利用者の利便性も向上するシステムを、豊中市でも是非とも、早急に導入してもらいたいと思います。
ちなみに、豊中市では図書資料へのICタグの貼付や盗難防止システムの導入は進められていますが、自動貸出機や返却機、予約受取棚の導入は全くしておらず、ICタグの貼付によって三鷹市のような大きな効果がもたらされていないことは非常に残念です。
さらに、図書館事業予算が約5億8千万円の三鷹市の図書購入費は約6400万円で、図書館事業予算が10億円強の豊中市の図書購入費の額とほぼ同額でした。一方で、人件費は三鷹市が約4億円に対して、豊中市が約7億6千万円と倍近い差がありました。
これらのことから、図書館事業において、三鷹市は、本や資料にお金をかけることに重きを置き、豊中市は、人にお金をかけることに重きを置いている印象を持ちました。
明日の朝はインターン生たちとともに、桃山台駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりする予定です。
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2013/2/12 平塚市のつどいの広場事業を視察
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今日は朝から会派視察に参加するため、新大阪駅に行きました。 会派視察一日目の今日は、神奈川県平塚市で、「つどいの広場事業」について学びました。 平塚市では、子育て中の親の子育てへの負担感の緩和を図り、安心して子育て・子育ちができる環境を整備し、地域の子育て支援機能の充実を図ることを目的に、概ね3歳までの乳幼児とその保護者を対象に、無料で、親子の交流やつどいの場の提供、子育てに関する相談や支援、地域の子育てに関する情報提供、子育てに関する講習の実施をする、つどいの広場を市内で3か所設置しています。 広場には、子育てに関する知識と経験豊かな子育てアドバイザーを常時2名以上配置されています。 それぞれ、商店街活性化コミュニティ施設活用事業補助金や安心こども基金など国や県の補助金で施設を整備し、約1000万円強の運営費(市の負担)で事業を展開しています。どの施設も、親子合わせて、年間10000人以上の利用者があり、相談件数も3施設合わせて2000件にも上っています。
個人的には、ショッピングモール(マックスバリュー)内に設置されていたつどいの広場は、子育て世代が買い物ついでに、子どもと遊んだり、子育ての悩みを相談できる環境は素晴らしいと感じました。
一方、商店街の空き店舗を活用して設置されたつどいの広場は、市の中心駅のすぐ近くに立地しているにもかかわらず、施設に駐車場がないことなどが課題となって、他のつどいの広場より利用者が少なく、商店街の活性化にもつながっていないことなど、反面教師として参考になることもありました。
いずれにしても、子育て・子育ち支援を様々な手段、方法によって充実させていくことを常日頃から模索しており、一つの手法として、非常に参考になりました。
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2013/2/11 うえの歩こう会に参加
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今日は朝から地元の方々との山歩き(うえの歩こう会)に参加してきました。 朝8時に豊中駅に集合して、阪急電車と神戸電鉄を乗り継ぎ、鈴蘭台まで行き、菊水山登山口から山歩きをスタートしました。 森林浴を楽しみながら、菊水山(459m)を登り、少し休憩したら、一気に下って、吊り橋を渡って、隣の山を再び、登りました。
この山が、鍋蓋山(487m)でしたが、ゴツゴツとした岩道でかなり急な登り坂でした。 鍋蓋山の山頂で、お弁当を食べ、参加者みんなで歌を歌った後、再度公園、(弘法)大師道を経て、神戸の街中を通って、三宮まで歩きました。
インターン生たちも他の参加者ととても和気藹々と話をしたり、お菓子やコーヒーを頂いたり、知らない歌を口パクで歌ったり、はちゃめちゃなしりとりをしたりと、めちゃくちゃ楽しそうでした。
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2013/2/10 まち婚式 in 岡町商店街
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今日は午前中、自宅の掃除をしたり、洗濯をしたりしていました。 午後からは、岡町商店街に行き、商店街と学生が協力し企画された「愛に来い恋おかまち」を見て回りました。エスニック料理を食べた後、岡町にゆかりのあるご夫婦の結婚式を商店街の総演出で行う「まち婚式」の様子を見させてもらいました。
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2013/2/9 内部統制に関するシンポジウム
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今日は午前中、事務所で市民の方と意見交換をしたり、資料の整理をしたりしていました。 午後からは、兵庫県弁護士会館に行き、シンポジウム「地方公共団体の内部統制を考える」に参加しました。 兵庫県弁護士会の会員の講演や関西学院大学大学院の石原俊彦先生の講演を伺ったり、パネルディスカッションを傍聴したりしました。 「内部統制」とは、執行部の暴走を抑制するようなもので、その目的は、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、資産の保全、法令遵守の4つが挙げられます。 地方公共団体に内部統制が整備・運用されることで地方公共団体に期待される効果としては、業務におけるリスクとコントロールが可視化され、不適正な事務処理に対する有効なチェック体制の構築が可能となることや新たな課題への適切な対応に繋がることが考えられます。また、不合理なルールや業務の無駄の見直しが図られ、業務の効率性の向上が図られるとともに、業務プロセスの遂行が業務の目指す目的に対し有効であるかどうかチェックすることで、業務の有効性の向上が図られます。 さらに、新たな必要な統制の導入により、真に必要なサービスへの人員配置の重点化を図ることができますし、行政組織に関わる人の意識そのものを改革することが期待できます。 このように内部統制の整備・運用を図ることで、行政改革や地方分権改革を進める上で、最も重要な住民の信頼を得ることに大きく寄与すると考えられています。 シンポジウムの後は、弁護士会の先生方から、日頃、なかなか伺うことの出来ない話しを聞けるなど、貴重な時間を過ごすことが出来ました。
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2013/2/8 都市計画審議会に出席
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今朝も小雪が舞う中、インターン生たちとともに、岡町駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりしました。 学生たちは、顔が硬直し、指先の感覚が無くなりなり、身体も声も震えるような極寒の中でも、必死に寒さに耐えながら、元気に挨拶をしながら通信を配り、しっかりとした口調で演説をしていました。
昨日よりも今日の方が、話す内容も量も増えていて、一緒に活動をしながら、とても嬉しく思いました。 午前中は、議会で都市計画審議会に出席しました。 庄内・豊南町地区の防災街区整備地区計画の決定に関する審議が行われたり、都市計画道路の見直しや都市景観形成基本計画の見直しについての報告を受けたりしました。 庄内・豊南町地区は、高度経済成長期に道路や公園などの公共施設が未整備のまま急速に木造賃貸住宅や小規模な戸建住宅などが建設された密集市街地として、防災面に問題を抱えているということで、防災性の向上を目的とした防災街区整備地区計画の決定を行うとのことでしたが、今回の計画が決定されることで、将来的にいつ頃までにどの程度の防災効果が発生するのかが非常に不透明な点と、より効果的な財政出動が無ければ、目的の達成は現実的に難しいように感じました。 午後からは、教育委員会の各課の職員の方々と意見交換をしたり、いくつかの部局に市民の方から頂いた相談に関して質問をしたりしていました。
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2013/2/7 インターン生の街頭活動デビュー
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今朝はインターン生や元インターン生合わせて5人の学生とともに、豊中駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりしました。
現役インターン生たちにとっては今日が街頭活動デビューでしたが、みんな、それほど緊張した様子もなく、堂々と立派に各々の思いを語ってくれていました。
みんな楽しそうに活動に取り組んでくれていたことが何よりです。 街頭活動中に通勤途中の元インターンにも遭遇しましたし、そんなこともあり、寒さも大して感じず、2時間の活動もとても短く感じました。 明日もインターン生たちとともに街頭活動する予定ですが、既に楽しみです。 さらに、午前中はインターン生と議会事務局の職員さんたちやや他の議員さんへの挨拶をしたり、議場の見学をしてもらったりしました。
また、図書館事業に関して、市民活動団体の方々と意見交換をさせて頂いたりしました。 午後からは、議会控え室で、教育委員会や議会事務局の職員の方々と意見交換をしたり、インターン生とともに調査をしたりしていました。 夜は、障害福祉センター「ひまわり」に行き、おおぞら園とみずほ園の敷地を活用した民設民営施設のあり方についての検討会に参加させて頂き、障害福祉施設事業者や関係者の方々の話を傍聴させて頂きました。 明日の朝もインターン生たちとともに、岡町駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりする予定です。
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2013/2/6 事務所で散髪してもらいました
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今朝も雨が降ってしまい、予定していたインターン生たちとの街頭活動を延期して、少路駅前で一人で、つながり通信2月号を配りました。 時折、強く吹く風とともに降りかかる雨がとても冷たく、通信配りとしてはとても悪条件下での活動でしたが、わざわざ私のところまで戻って通信を受け取りに来てくださる方がいたり、暖かい声をかけてくださる方がいたり、嬉しい出来事も少なからずありました。 午前中は、インターン生たちに、インターン活動期間中に各自が調査するテーマや内容について話し合ったり、時間の合間を見て、知人に散髪してもらったりしました。 午後からも事務所でインターン生たちと話をしたり、市民の方と話をしたり、文書作成をしたりしていました。 明日の朝は、インターン生たちとともに、豊中駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりする予定です。
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2013/2/5 92歳のおばあさんと再会
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今朝は、庄内駅前で、つながり通信2月号を配りました。かなり冷え込み、手の指先の感覚がなくなってしまいました。 午前中は、インターン生と話をしたり、資料の整理や文書作成をしたりしていました。 午後からは、市民相談を受けたり、1年ぶりに事務所に来られた御年92歳のおばあさんと話をしたり、事務作業をしたりしていました。 明日の朝は雨が降らなければ、インターン生たちとともに、豊中駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりする予定です。
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2013/2/4 インターン生と市役所を探検
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今朝は雨模様だったため、予定を変更して蛍池駅前で、つながり通信2月号を配りました。それほど、寒くも無く、多くの方々に通信を受け取って頂きましたし、声をかけて頂き、とても活動しやすかったです。 午前中は、事務所で、インターン生と事務作業をしたり、資料収集や文書作成をしたりしていました。 午後からは、議会控え室に行き、職員の方と意見交換をしたり、インターン生と市役所内を歩き回ったり、他の議員とはなしをしたりしていました。 明日の朝は庄内駅前で、つながり通信2月号を配る予定です。
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2013/2/3 公務員の駆け込み退職について
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今日は午前中、自宅の掃除や洗濯物をしたり、本を読んだり、資料の整理をしたりしていました。 午後からは大阪市内に出て、色んな方と会い、話を伺ったり、意見交換をさせて頂いたりしていました。 さて、最近のマスコミ報道で「公務員の駆け込み退職」について取り上げられていたので、豊中市の現状を聞いてみました。 結論から言うと、教職員問わず、豊中市の公務員の駆け込み退職は発生していないとのことです。 と言うのも、大阪府は地方公務員の退職手当の減額を、国が定めた1月末時点からではなく、移行期間を設けて、今年の3月末時点からにしていたため、駆け込み退職を誘発する要因にはならなかったようです。 ちなみに、この4月からは、退職手当が現行より10%減額、10月以降になると15%減額となるそうです。 ただ、そういう事情もあり、この3月をもって早期退職される58歳、59歳ぐらいの教職員が今後、少なからず出てくる可能性があり、当然、今年度の採用は終わっていることから、来年度の人員配置に影響が出るのではないかと懸念します。 また、今でも信念を持って職責を全うしようと必死に勤めておられる方もたくさんおられるとは思いますが、どうしても、駆け込み退職をする方の存在に焦点が当てられるので、総じて今の公務員の方々の意識がそのように捉えられてしまうようで可哀想にも感じますし、そもそも、駆け込み退職した職員ばかりに焦点をあて報道するのではなく、それでも職責を全うしようと残られた方々の存在にも目が向けられ、評価されるべきと思います。 明日の朝はインターン生たちとともに、豊中駅前で街頭演説をしたり、つながり通信2月号を配ったりする予定です。
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2013/2/2 とよなか地域教育コミュニティフォーラム
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今日は午前中、市民相談を受けたり、友人と会って話をしたりしていました。 午後からは、インターン生とともにローズ文化ホールに行き、とよなか地域教育コミュニティフォーラムに参加しました。 第一部では、放課後子どもプランや学校地域連携ステーション、地域教育協議会(すこやかネット)の取り組み報告が、それぞれの現場の方々からありました。 第二部では、参加者がいくつかのグループに分かれて、ワークショップが行われ、地域と学校との連携、幼稚園・保育所と小学校との連携、小学校と中学校さらには高校との連携などについて話し合われ、発表されました。 まだまだ、課題がたくさんあり、すぐに大きな前進や結果が得られそうにはありませんが、少しずつでも着実に、それぞれのつながりの輪が広がっていくことを願っています。 夕方から夜にかけては、地元の堀田会館に行き、自治会の役員会に出席しました。
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2013/2/1 特別委員会の正副委員長会議に出席
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今朝は柴原駅前でつながり通信2月号を配りました。 早くも今年も1か月が経過しました。時間の経過が早く感じるということが、日々の充実感の表れであれば良いのですが・・・。 午前中は、昨日の防災対策調査特別委員会の委員懇談会に続いて、来週に予定されている特別委員会の開催に向けた正副委員長会議を実施しました。 当日の議事の流れや案件の確認は当然のこと、事前に配布される資料の追加や審議案件の追加の要求を職員の方々にするなど、当日の委員会の議論が活発かつ円滑に展開されることを念頭に、事前調整をさせて頂きました。 午後からは、会派の議員と意見交換をしたり、資料を読んだり、職員の方から情報提供を受けた後、事務所に戻りました。 事務所では、事務作業をしながら、インターン生や事務所スタッフと話をしたりしていました。
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