視察2日目はまず昨日に引き続き、沖縄市での観光振興の取り組みについて学びました。
沖縄市では沖縄市観光物産振興協会やコザ観光インフォメーションセンター、スポーツコンベンション推進協議会との連携により様々な取組みをされています。
とりわけ興味を持ったのが、年間約680万円の予算で沖縄市の魅力ある情報を広く県内外に発信し、映画・ドラマ等、映像撮影の誘致を行っていることや、沖縄市をホームタウンとするサッカーJ3のFC琉球やB.LEAGUEのゴールデンキングスに対する市をあげての応援やチームの選手と地元の子ども達との交流、さらには、観光ビッグデータを活用した沖縄市観光戦略プランの作成などです。
まちの魅力ある情報を幅広く発信するための映画・ドラマ等の誘致、いわゆるフィルムコミッションについては、豊中市としてもまずは人脈作りからでも早急に行うべきですし、地元の各種スポーツの球団に対する市をあげた応援や交流、高校野球発祥の地豊中親善大使のヤクルトスワローズの山田哲人選手の応援などは積極的に行うべきです。
沖縄市を離れる前に、市役所玄関前に設置されていた沖縄市の兄弟都市、姉妹都市のマスコットキャラクターの像の前で記念撮影を撮らせて頂きました。
沖縄市の兄弟都市に対する敬意の念を至るところで感じることができました。
午後からは、うるま市のマザーズスクエア『うるはし』に行き、ひとり親家庭生活支援モデル事業についてや子どもの居場所づくり事業について学びました。
うるま市のひとり親家庭の現状は、平成25年度に沖縄県が調査した「沖縄県ひとり親世帯等実態調査」によると県平均の母子世帯出現率5.46%に対し、うるま市は7.08%で県内3位、父子世帯出現率は県平均の0.9%に対し1.74%で県内1位ととてもひとり親世帯が多い状況です。
年間の離婚届で件数は約350件で、児童扶養手当の新規申請は年間約300件、1日に4、5件の児童扶養手当の相談がある状況だそうです。
ひとり親世帯の課題としては、収入が低く生活が苦しい、離婚相手から養育費がもらえない、待機児童が多く保育園への子どもの預入が困難、子の病気時に預かる人がいないなどなど様々な課題があります。
そうなると当然、ひとり親家庭の子どもの多くが非常に厳しい状況にあり、特に沖縄県の子どもの貧困率は29.9%と、全国平均の16.3%に比べて1.8倍ととても高い数値です。
さらにひとり親家庭の貧困率は58.9%にもなります。
認可保育園における保育料の階層別分布を見ると、生活保護世帯と非課税世帯で占める割合が全体の29%にもなり、さらに市町村民所得がうるま市は県内41市町村中39位、失業率が県内で1位など、貧困がもたらす要因で育児放棄や不登校、低学力、低進学率になり、そのことが就労・収入に影響し貧困の連鎖を起こしています。
そんな中、市民の所得が低いと言うことは市税収入も低く、一方で生活保護等の扶助費はどんどん膨れ上がるため、うるま市の財政状況はとても厳しく、うるま市は沖縄県の「子供の貧困緊急対策事業補助金」や「沖縄振興特別推進交付金」を最大限活用し、『うるま市母子家庭生活支援モデル事業』や『うるま市子どもの居場所作り運営事業』などを展開しています。
うるま市母子家庭生活支援モデル事業は、母子家庭の生活の安定とその子どもの心身の健全な発達等を支援するため、支援が必要な母子家庭の中でも自立する意欲のある家庭に対し、民間アパート等の居室を提供するとともに、就労や児童の学習支援等を実施し、自立へ向けた支援を行うもので、沖縄県の交付金約2000万円とうるま市の負担金約500万円で実施されています。
沖縄県母子寡婦福祉連合会に委託し、これまでに25世帯87人を支援し、資格取得が12名、転職・就労条件の改善が16人、債務返済終了が15人、高校合格が3人と効果をあげています。
短期的な評価ではなく、中長期的な評価が必要だと思いますし、何より、親も子もそれぞれが自立した生活を送れるように、負の連鎖を断ち切るように、息の長い事業展開が求められます。
うるま市子どもの居場所づくり運営事業は、子どもたちが安心して、安全に過ごすことのできる心のよりどころとなる居場所の運営を行い、食事の提供、生活指導、学習支援及びキャリア教育を通じて、自己肯定感の向上や将来のビジョンを見据えるための支援を行うもので、約4100万円の沖縄県の補助金を活用し、NPO法人に事業委託し実施しています。
原則、生活困窮世帯、生活保護受給世帯、就学援助制度の利用世帯、児童扶養手当を受けている世帯などの小学4年生から中学3年生を対象に、月曜日から金曜日の14時から22時まで食の提供や生活指導、学習支援、キャリア教育をしています。
また、子どもの居場所づくり事業として、市内6館ある児童館のうち3館で、子ども食堂を実施し、毎週2回、夏休みや冬休みは毎日開催しているそうです。
それでも、まだまだ支援を受けられていない世帯や子どもが少なからずいることから、市役所全体の連携、関係機関との連携強化が不可欠であるように強く感じました。
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2017/2/8 兄弟都市沖縄市との連携を模索
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今日は朝から、大阪国際空港に行き、無所属の会と大阪維新の会の合同での視察に参加しました。 1日目は沖縄市役所で兄弟都市交流について学びました。
豊中市と沖縄市の友好関係は1946年に、沖縄市が第二次世界大戦の戦没者遺族のために、豊中市に霊石と仏桑華を贈ったことに始まります。 以来、都市問題や教育・文化の交流を深め、1974年11月3日に兄弟都市宣言をしました。 その後も、沖縄市・豊中市少年少女合唱交歓演奏会の開催、「琉球國祭り太鼓」の訪問などがあり、阪神淡路大震災があった「第28回豊中復興まつり」には「山里エイサー」が出演されました。 1997年1月には、阪神淡路大震災復興記念として「豊中市・市民有志寄贈友好桜」の記念植樹が行われました。 また、「沖縄全島エイサーまつり」には豊中市の特別職や市議会議長が参加したり、豊中まつりには、沖縄市長や市職員の参加や沖縄市青年会エイサーの派遣、飲食ブースの出展をして頂いています。 さらに、沖縄市産業まつりや豊中市産業フェアへの双方関係者の参加や、ピースフルラブ・ロックフェスティバルへの豊中市民の参加など民々の交流も行われています。 今回の視察では行政間・市民間での更なる兄弟都市としての連携や交流の強化を模索するとともに、とりわけ、これまで希薄だった豊中市と沖縄市の子どもたち同士の交流や両市の学校間交流、両市教育委員会や教職員間の交流や連携について提案をさせて頂きました。 沖縄市は山形県米沢市や愛知県東海市と姉妹都市提携を締結しており、米沢市とは小学生交流事業として、毎年、双方の小学生の代表が互いの市を訪問し、社会見学やホームステイなどを通じ、両市との相互理解や親愛の情を深めています。 また、東海市とは中学生交流事業として、1987年から東海市の全ての中学校が修学旅行として沖縄市の中学校を訪問し、学校間交流をされています。 一方で、沖縄市の中学校の代表が東海市に訪問し、学校間交流や社会見学をしています。 これまで豊中市は教育分野での交流が少なく、まずは、ウェブテレビ(ネット会議)を活用した学校間連携、児童生徒の交流、教職員の交流の実施を提案、要望しました。 特に沖縄市での英語教育や平和学習は豊中市の教育現場で非常に活用効果があるように思いました。 さらに、お互いの児童生徒や教職員が双方向で訪問し、それぞれのまちの文化や歴史、産業を学ぶ機会の提供を提案しました。 また、沖縄市役所の正面玄関に掲げられていた豊中市と沖縄市の兄弟都市としての友好交流記念シンボルとして、1993年3月15日に豊中市が沖縄市に寄贈した壁画や、沖縄こどもの国に建立されていた、豊中市と旧コザ市(現沖縄市)の友好と親善を記念して1971年2月に豊中市が寄贈した少年の像も見ることができました。
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2017/2/7 クリーンランド議会での予算審議
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今日は午前中、市民の方から頂いたご意見やご質問について、関係部局の職員の方々と意見交換をしたり、資料の整理をしたりしました。 午後からは、豊中市伊丹市クリーンランド議会の来年度予算等に関する審議に参加しました。 まず、会期が1日に決定されました。 その後、来年度の豊中市伊丹市クリーンランドの予算などの議案について審議をしました。 私自身も多岐に渡って質問、意見、要望をさせて頂きました。 公式記録は、アップされるまでにかなり時間がかかりますが、豊中市伊丹市クリーンランドホームページにアップされる議会議事録でご確認下さい。 質問内容や答弁内容については、こちらをご覧下さい。
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2017/2/6 もっと市議会に関心を持ってもらいたい
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今朝は、少路駅前でつながり通信2月号を配りました。 比較的暖かく、活動はしやすかったですが、通信の受け取り状況はイマイチといった感じでした。 地域や住んでいる方々の生活状況や市との関係性など様々な要因があるとは思いますが、できる限り多くの方々に市政や市議会に関心を持っていただけるよう、引き続き、まい進していきたいと思いました。 午前中は、市民の方から相談があり、話を聞いたり、大阪府や市の関係部局や関係機関に聞き取りを行っていました。 午後からは、明日に予定されている豊中市伊丹市クリーンランド議会での予算審議に向けての最終確認や文書の作成をしていました。
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2017/2/5 家族で少しのんびりと
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今日は朝から自宅で豊中市伊丹市クリーンランド議会の予算審議の質問文書の作成をしました。 午後からは家族で買い物に出かけたり、のんびり過ごしました。 明日の朝は、少路駅前でつながり通信2月号を配る予定です。
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2017/2/4 野鳥観察会のお手伝い
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今日は朝から娘を連れて、地域子ども教室の野鳥観察会のお手伝いに行きました。 上野地域子ども教室の野鳥観察会は、上野小学校の向かい側にある青池周辺で毎年この時期に行われているのですが、今年は児童と保護者約30名が参加し、渡り鳥を中心に観察しました。
キンクロハジロ、ホシハジロ、ヨシガモ、バン、オオバン、ヒヨドリ、メジロなどなどたくさんの種類の鳥を観ることができました。 毎年、参加していますが、なかなか見分けがつかず、図鑑で調べたり、子どもたちに教えてもらったりもしました。 午後からは、買い物や洗濯など家事をまとめてしました。 夕方からは上野連合自治会の役員会に出席しました。 引き続き、あけぼのベビーセンターの運営に関する住民と事業者、行政との意見交換会に参加させて頂きました。
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2017/2/3 クリーンランド議会での予算審議に向けて
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今朝は、柴原駅前でつながり通信2月号を配りました。 今朝もとても寒かったですが、何とか気持ちを切らすことなく、元気に活動をすることができました。午前中は、来週に予定されている豊中市伊丹市クリーンランド議会の予算審議に向けての意見交換をしたり、資料の読み込みをしたりしました。 午後からは事務所に行き、文書の作成をしたり、友人に散髪をしてもらったりしました。
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2017/2/2 遣り甲斐を感じた朝の活動
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今朝は、庄内駅前でつながり通信2月号を配りました。 今朝の街頭活動はいつにも増して、嬉しいことがたくさんありました。 一つ目は、「明日は節分だから」ととても可愛らしい豆を頂きました。
二つ目は、通信を受け取って下さった方が、数分後、足早に戻ってこられたかと思うと、「寒そうだったので」と温かいお茶の差し入れを頂きました。
三つ目は、「兄ちゃん何してるん」とご婦人に尋ねられたので、「議会報告を配布しています」と伝えると、私と配布していたつながり通信を凝視して、「これ、私の娘も好きで、いつももらってきて読んでるわ」と言って、笑顔で通信を持って行って下さりました。 こういった出会いや支えがあるから、遣り甲斐を感じますし、もっと頑張ろうと新たなモチベーションにもつながります。 午前中は議会控え室で、来週に予定されている豊中市伊丹市クリーンランド議会での予算案等の審議の準備をしていました。 午後からは、会派会議に出席し、議会改革等検討委員会に関する意見交換や、会派としての活動報告(チラシ)の作成などについての議論をしました。 明日の朝は、柴原駅前でつながり通信2月号を配る予定です。
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2017/2/1 空港問題調査特別委員懇談会
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今朝は、蛍池駅前でつながり通信2月号を配りました。 非常に寒い朝でしたが、笑顔で通信を受け取ってくださる方々や温かいお気遣いのお声をかけてくださる方々がたくさんおられ、気持ちを切らすことなく通信配りを続けることができました。 午前中は、議会で空港問題調査特別委員会の委員懇談会に参加しました。 関西大学商学部で国際交通論を担当されている高橋望教授による「大阪国際空港の活性化について」をテーマにした講演を聞きました。 大阪国際空港の活性化について、航空自由化と空港間競争などこれまでの経緯や航空市場動向とLCCの参入効果、大阪国際空港と関西国際空港の統合に対する評価、空港と地域の関わり方、更には大阪国際空港活性化の課題について、幅広くかつ非常に鋭い視点での話をたくさん伺うことができ、勉強になりました。 とりわけ、大阪国際空港が関西国際空港と競争的立場ではなく、補完し合える立場であること、関西国際空港が大阪国際空港の代替にはなりえないことについて は、過去の大阪国際空港廃港議論を疑問視してきたこともあり、とても納得できる内容でした。 一方で、大阪国際空港の活性化の課題として、空港内における豊中市の土産品の販売やパネル展示などのPRがほとんどなされていないこと、羽田空港や関西国際空港には整備されている保育所が大阪国際空港にはないことなど具体的な事例を挙げての問題提起には、まだまだ議員としても活動の課題が見つかった気がしています。 規制緩和や発着容量の拡大など空港発展のための地域一体となった働きかけや空港経営の成功が地域便益に直結する仕組みづくりなどにも積極的に取り組んでいきたいと思いました。 午後からは、代表質問に向けての資料収集や情報収集を中心にしていました。 明日の朝は、庄内駅前でつながり通信2月号を配る予定です。
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