視察2日目は、延岡市に行き、不登校対策について学びました。


まず、延岡市の不登校の現状を伺いました。

延岡市でも不登校児童生徒数は増加傾向にあり、特にコロナ禍で増加の勢いが増したとのこと。
とはいえ、令和5年度の不登校出現率は小学校で1.0%、中学校で5.1%と、全国の小学校平均2.1%、中学校平均5.1%よりは低い状況にあります。
延岡市の不登校対策としては、教育支援センター(アウトリーチ・オアシス教室)の設置、生徒指導支援員の設置(市内の規模の多い中学校6校)、市専属のスクールソーシャルワーカーの配置、ICTを活用したオンライン学習支援、学びの多様化学校分教室の設置が主なものです。
教育支援センターは、家からは出ることはできるが、学校に登校できない不登校及び不登校傾向の状態にある児童生徒を対象に、市内3か所(サテライト教室2か所を含む)に開設され、元校長等6名を会計年度任用職員として配置し、学校で使用している各教科のプリントなどを使った学習やレクリエーションを行なっています。
申込人数は小学生が2、3名ほど、中学生は30〜40名ほどですが、申込だけで利用していない児童生徒も一定数いるとのことでした。
利用者からは、生活習慣が整った、勉強が理解できるようになった、勉強したい気持ちになったり、人と話すきっかけをつくることができたといった前向きな意見や声が受多いとのことでした。
オンライン学習支援は、学校にも教育センターにも通うことができない児童生徒を対象に、市立熊野江小学校内にスタジオを設置し、元校長等4名を会計年度任用職員として配置し、AIドリル等を使った個別学習や学習動画視聴による教科の学習、テーマに基づいた意見交換、外部講師による講和などを、利用児童生徒は一人一台タブレットを用いて、視聴します。
オンライン学習支援登録者数は、概ね20〜30人くらいです。
この事業の参加者からは、前よりも自分から勉強できるようになった、色々なことに興味を持てるようになった、人と関わることに積極的になったなどの声があがってきているようです。
最後に、今回の視察のメインでもある学びの多様化学校「熊野江教室」は今年度(令和6年度)、開始されたばかりの事業で、家から出ることはできるが、在籍する学校に登校できず熊野江教室の少人数学級で学びたいという意思がある生徒が対象で、中学生各学年10名程度(計30名程度)を募集し、計11人が在籍されています。
在籍生徒は、教育支援センターから1名、オンライン学習支援から2名、私立学校から2名の転入者で、1名はフリースクールと併用されているとのことでした。
なお、この熊野江教室は、隣接する延岡市立南浦中学校の1つの教室で開設されていることから、正式名称は延岡市立南浦中学校学びの多様化学校分教室「熊野江教室」とのことでした。
熊野江教室は、「子どもたちが学校に合わせる」のではなく、「学校が子どもたち一人一人に合わせていく」ことや、他者と比べることなく、自分自身を大切にする子どもたちの育成、新たな自分の可能性を見つけることができる子どもたちの育成を目指しておられました。
職員配置としては、中学校の分教室という位置付けのため、校長、教頭は南浦中学校と同じで、教諭1名、常勤講師1名、会計年度任用職員2名を配置するとともに、南浦中学校の職員を教科担任に配当されていました。
また、市教委に担当副主幹1名、市費特別教育支援員1名を配置されていました。
また、学びの多様化学校は授業時数や教科の変更や新設が認められていることから、授業時数は、標準の1015時間/年に比べるとかなり余裕のある770時間/年で設定されており、さらに教科にとらわれずに探究的な学びを進めるプロジェクト学習や、感情のコントロール、ストレスマネジメント、認知の歪みの修正を学ぶセルフマネジメントといった教科が新設されていました。
熊野江教室については、対人関係など在籍生徒に大きな変化が見られるとともに、保護者や地域にとっても好影響があり、教職員の資質向上にもつながるなどの効果が出ているとのことでした。
さらに在籍生徒や保護者からの評価もかなり高いようで、利用生徒数はそれほど多くはないものの不登校生徒の受け皿にはなっているように感じました。
一方、定数のみの職員配置では運営が困難なこと、教育課程に更なる工夫や改善が必要なこと、在籍生徒の卒業後の追跡、開校当時の思いの継承などに課題があるとのことでした。
なお、熊野江教室の整備にかかる費用は、国の補助金を活用したとのことでしたが、修繕費142万円、消耗品費36万7千円、庁用器具費42万7千円、手数料13万8千円の合計約235万円と、運営にかかる費用約90万円で、かなり安価に感じました。
豊中市も学びの多様化学校(不登校特例校)の設置が計画されていますが、まずは、不登校児童生徒のより詳細な実態調査やニーズの把握、民間のフリースクールとの関係性などについての調査検討が必要と感じましたし、あまり大規模な整備をすることは避けた方が良いように思いました。
ちなみに、延岡市が設置している多様な学びの場である熊野江教室、教育センター、オンライン学習支援は全て校長の判断で出席扱いになる一方、民間のフリースクールについては出席扱いにはならないとのことでした。

明日の朝は、蛍池駅前でつながり通信2月号を配る予定です。
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2025/2/3 都城市立図書館を視察
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今朝は、豊中駅前でつながり通信2月号を配りました。 街頭活動を終えると、大急ぎで、大阪国際空港に行き、会派視察に参加しました。

視察1日目は、宮崎県都城市に行き、都城市立図書館を含む中核施設(Mallmall:まるまる)について学びました。
 
まず、中核施設全体の愛称「Mallmall(まるまる)」とは、人々が集い、様々な活動を繰り広げる場所を指す「MALL」を2つ重ね、「まるまる」と読むことで、若い世代にも親しみを持ってもらえる柔らかさを表現し、中核施設を整備した旧都城大丸の韻を踏むことで、幅広い世代の市民に愛着を持ってもらうことで決定されたとのことでした。 都城市では、中心市街地に3店舗あった百貨店や大型スーパーが平成5年(1993年)からの10年で業種転換や倒産により1店舗になり、さらに郊外型大規模小売店舗(ショッピングモール)や幹線道路沿線のロードサイド型店舗の急増や消費者ニーズの多様化などにより、最後の中核店舗だった「都城大丸」も平成23年(2011年)に閉店しました。 そこで、都城大丸の跡地再生を含め中心市街地の活性化が課題となり、中核施設整備に至りました。 中心市街地中核施設整備の計画策定に向けては、市民意見を聴きながら会議やワークショップを重ね進められ、都城市は新たな中核施設の整備コンセプトの一つとして、市民ニーズに即した施設・機能の集約を掲げ、図書館の移転整備、子育て世代が集い、交流できる空間整備、市民交流スペースの整備施設(市民が集い、楽しみ、交流する活動を推進することを目的とした施設)の整備、日常的な賑わいを創出する多目的広場の整備を決定されました。 また、中核施設の整備のコンセプトとして、既存建造物の活用による整備コストの縮減を掲げ、旧大丸センターモールを図書館にリノベーションによる改修を行い、同規模図書館の新設と比較して約31億円の整備コスト縮減と旧市立図書館の約3倍のフロア面積拡大を実現されました。 図書館の整備にあたっては、集客力向上の取組として、実施設計と並行し、図書館の空間的高質化業務(家具・備品等のデザイン・レイアウト・調達や内装等への助言)、指定管理業務、カフェの誘導・運営業務の3委託業務をパッケージにし、一体的に担う事業者を公募型プロポーザルで選定されました。管理者を整備段階から関与させることで、高質な設えと管理運営の円滑化、利用者満足度の向上を図り、想定以上の来館者数を実現されました。
 
実際に館内を見学すると専門的ノウハウを活かしたデザイン・レイアウトの高質化を実感すると共に、図書館と一体感のある「ブックカフェ」をはじめ、館内での会話の禁止や飲食の禁止といった固定概念の見直しによる本が好きな人以外でも訪れたくなるような居心地の良い居場所、空間整備がされており、とても好感を持ちましたし、実際に市民の評価や反応も非常に良いとのことでした。 さらに、もともとショッピングモールだったところをリノベーションしたことも、誰もが入りやすい場所になりやすかったとのことでしたし、図書館利用者の1〜2割は市外や県外からの方とのことでした。 また、蔵書数約55万冊あるにもかかわらず、約17万冊しか書架に置いてはいないが、これは、従来との図書館と違い、広々とした空間を作り、「本ではなく、人が主役」を意識しているとの考え方には、新たな視点や気づきがありました。 ちなみに、書架に置く本の数は少なめだが、職員が2、3日おきに本を入れ替えておられ、利用者からは「常に新しい図書館」との評価や意見もあるとのことでした。 今回の視察において、施設の内装や空間の活用方法などハード面はもちろん素晴らしかったですが、そのベースには市として図書館の整備にあたっての理念や将来的なビジョンがしっかりしておられること、何よりも図書館の整備や運営に関わっておられる方々のアイデアや思いの強さがなければ成し得なかったであろうと非常に強く感じました。 本市の(仮称)中央図書館をはじめ、今後の図書館整備や運営にも絶対に必要な要素であることを再認識、痛感しました。
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2025/2/2 家事をしたり、子どもたちと遊んだり
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今日は自宅の掃除や洗濯、一週間分の買い物など家事をまとめてしました。 午後からは、子どもたちと公園に行ったり、明日からの会派視察の準備や予習をしたりしました。 明日の朝は、豊中駅前でつながり通信2月号を配る予定です。
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2025/2/1 地域こども教室での野鳥観察会に参加
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今日は午前中、上野小学校の地域子ども教室での野鳥観察会に安全管理のお手伝いとして参加しました。

いつも傍を通るときに見ていると、ほとんど鳥がいないように感じていましたが、より近くでじっくり探すと、ここ数年と同じくらいの種類の鳥を観ることができました。

参加した児童たちも、持参した双眼鏡や望遠鏡を使ったり、図鑑を開いて調べたりと、楽しみながらもしっかりと観察をしてくれていました。 午後からは、堀田会館に行き、上野連合自治会の役員会に出席しました。
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